お父さんとお母さんはケンカをしたから離婚をしたのか?

我が子は実父のことを名字で呼びます。「山田さん(仮名)はお父さんだよ」と教えても決して「お父さん」とは呼びません。何か思うところがあるのでしょう。

そんな我が子が先日、面会交流をした後に「何で山田さん(元夫)とケンカしたの?」と聞いてきました。急に何の話だろうと思ったのですが、どうやら山田さんと私の離婚が成立せずに別居していた頃、子どもが2、3歳の頃ですかね、「お母さんとお父さんはケンカして一緒に暮らすことをやめたんだ。でもお父さんであることには変わりないよ。」と話したことを覚えていたようで(^^;)

両親から愛されていると感じて欲しくて「離婚してもあなたの父親は山田さん」と子どもに教えようとしていました。しかし一緒に暮らしていないことを説明するのに「お母さんとお父さんはケンカをした」と話していたのです。

正確には別居するまで言い合いをするようなケンカらしいケンカはほぼしていません。気に入らないことがあると会話をしなくなる夫婦でした。元夫は1人で壁を殴ったり、座布団を殴ったり、机を殴ったりはしていました。この様に直接ぶつかり合う事もなければ話し合うことをせず。

離婚に向けての最終決定打も、話し合いも何もなくある日突然「来週引越します」と告げた元夫に付いていこうとは思えなかったことです。子どもの保育園の転園手続きも何もしていない元夫に「住んでいる今の家の賃貸契約を解約しないように」と伝えても「納得してからだ」と・・・。引越こそ家族が納得してからすることなのに、勝手に1人で引越を決めて、どこに行くのかも言わずに。意味不明過ぎてケンカのしようもない状況でした。

そして元夫は転居。私は住む所を失い実家へ。別居となりました。そうなった後も元夫からは連絡はなく(笑)妻子の住む所を解約して、自分だけ引越して、連絡もなし。えっ!?って感じですよね。その理解不能さと同居時に物を殴っていた元夫への恐怖心から直接話し合うのは無理と思い調停を起こしました。

意見をぶつけ合ったのは調停ででした。調停委員を介してですが、その時に初めてお互いの意見を言い合ったのでした。ズレ・すれ違いばかりの意見。裁判に進展しても同じ。分かち合える部分が1つもない。根本的に「離婚する」の私の主張に対し、元夫は「離婚する理由がない」でした。わたし的には結婚生活を続ける理由が見当たりませんでしたけどね。

私たち元夫婦はケンカをしたから一緒に住まなくなったのではなく、ケンカをしなかったから(不満が積もり積もって)別居をしたのかもしれません。別居直前には既に元夫の物への暴力が自分に向くのではないかと恐くてケンカなんてできない状況でした。

我が子よ。訂正します。お父さんとお母さんはケンカをして一緒に住まなくなったのではありません。お母さんが離婚を決めてからは「離婚する、しない」で揉め、その後離婚条件で揉めました。それをケンカと言うならばケンカはしましたが、別居理由も離婚理由もケンカではありません。

離婚にはケンカより深い闇があるのです。なんてことはまだそこまで幼い子には話せませんが、これからお友達とケンカをすることも出てくるであろう我が子にはケンカしたからって絶望することなく、いい人間関係を築いていって欲しいと思います。

もし元夫と同居中にケンカをしていたら・・・ん~・・・やはり離婚はしていたでしょうね。




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