シングルマザーの雇用形態

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共働き世帯が増えているので、収入がある状態でシングルマザーになる人がいる一方、マタハラ等の影響もあり、無収入でシングルマザーになる人もいます。

平成23年度全国母子世帯等調査によると働くシングルマザーは80.6%。19.4%が何らかの事情で就労していません。将来安泰なだけ預貯金・資産があればいいのですが、大半は出産したばかり、持病、育児だけでなく親の介護ものしかかっている等の理由があって、お金は必要だけど働けていないのだと思われます。

そして働くシングルマザーの半数以上の57%がパート・アルバイトといった非正規雇用社員です。

年代的に現在、保育園・小学生・中学生くらいの子育て世代の多くは学校を卒業後、就職氷河期に社会に出た世代です。あの就職氷河期になんとか就職したのに、出産・育児のため会社を辞めた女性は少なからずいるのではないでしょうか。私もその1人です。

それなのに今度は子どもを抱えたシングルマザーとして、更にハードルを上げた状態で就職活動。子どもが幼ければ幼いほど、面接に行くことですら簡単ではありません。その前に書類選考でバッサリ落とされることも多々。何度目にしたでしょうか…「貴殿の今後のご活躍と発展をお祈り申し上げます」というお祈りメールやお祈りレター。「同情するなら金をくれ!」ならぬ「祈ってくれるなら採用しくれ!」。

そんな就活の末、やっと就いたのが非正規雇用社員。そして「子どもとの時間を取りやすいし、これで良かった」と自分を納得させるメリットを探します。

そこを私は踏ん張って踏ん張って、正社員オンリーに絞って就職しました。

私は独身の頃にフリーターとして生活していたこともあるので、正社員が全てではないことは重々承知しています。正社員だって仕事できない人や犯罪を犯す人もいます。それでも世間は事件が起きた時、犯人が「パート従業員」だと「やっぱりな」ってなるのです。世間のイメージとはそんなものなのです。



お金の問題もありますが、イメージ的なことも考えて私は「正社員」にこだわりました。

周囲から好意的に見られているように感じます。「母子家庭だけどしっかりしたご家庭」と思われ始めている気がしています。あくまで気がしているだけですが(笑)

例えば子ども同士でケンカをしました。そこで「HAHAKOさん家って母子家庭なんでしょ?」なんて言われた日には…その言葉の裏を感じて「すみません」って謝ってしまいそうなチキンな私。そこを「だから何?それって子供同士のケンカと何か関係ある?」と言える自分でありたいし、言わせてもらえる周囲からの世帯印象でありたいです。

母子家庭だからこそ、両親揃った家庭より印象も大事にしていかなければならないと思います。

そこで「正社員で働いています」は1つの有効な要素です。

お金の問題だけではなく、周囲からの目に対しても「正社員」になっておいて損はないでしょう。

ちなみに児童扶養手当を受給したいからといって敢えてパート・アルバイトで所得制限に引っかからないようにするなんてのは言語道断ですから!

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