児童扶養手当の隔月支給は朗報なのか?

最終更新日

厚生労働省が「児童扶養手当」を年3回(4月・8月・12月)支給してきたのを、年6回(2か月ごと)支給するよう法改正を目指すと発表しました。厚労省はその狙いを「収入のばらつきを抑え、家計を管理しやすくするため」といいます。また満額受け取れる対象を、現在は年収130万円未満となっているところを、来年8月分から年収160万円未満まで拡大する予定だそうです。

児童扶養手当を受け取っている方、また受け取っていたことのある方はこのニュースを聞いてどう思いましたか?隔月支給は朗報なのでしょうか?

児童扶養手当のお陰で日々の生活が成り立っているような満額受給者(年収130万円未満)の方にとっては2か月ごとは確かに管理はしやすくなるでしょう。ただ厳しい事を言わせてもらえば、4か月分まとめて支給された手当を管理できないようであれば世間からは叩かれます。「そんな管理さえできないから福祉に頼る生活になるんだ!」と…。

支給月である4月に168,000円(42,000円×4か月分)を受取って潤った生活をし、翌月には困窮しているようではダメです。制度が悪いのではなく、管理できない人が悪いと思います。支給月だけ潤った生活をしても、他の月が困窮していたら子どもにとって良くないです。毎月42,000円までしか手を付けないようにしていても困窮する方はまた別問題です。

現に某新聞記事は「小分け支給で使い切り予防」と書かれ、暗に「パーッと使い切ったことで困窮する人がいて、それを防止するため」と言っているかのようです。それに対し「管理できない奴が多いんだな」「後先考えずに子どもを作り、後先考えずに離婚し、後先考えずに手当を使い切るアホのために手間をかけるのか。手数料もバカにならいないでしょ」等々と叩くコメントも見受けられました。

ひどい言われ様ですね(T_T) 世間?ネット上?のシングルマザーのイメージって私や私の知っているシングルマザーとはかけ離れています。言われる程、バカでアホな女はそうそういませんよね。




減額受給者の中には子どもの進級時等の臨時の出費に対応できないだけで、日々の生活は自分の稼ぎで何とか賄えている方もいると思います。そんな人にとっては4かヶ月分まとめて入った方が自分の給与と有耶無耶にならず「これは出費が嵩む時の為に取っておく」等、管理がしやすいと思うのは私だけでしょうか。私ならまとめて支給がいいのになぁ(。-∀-)

満額受け取れる対象を、年収130万円未満から年収160万円未満に拡大することについても、どうなのでしょうね…。児童扶養手当という形で小分けにしたお金の支給がいいのでしょうか。就学援助制度等の要所要所での支援の拡大とか別の支援方法も考えての結果なのでしょうか。

満額受け取れる対象を160万未満に引き上げて、以降はところてん式にスライドして減額受給者の幅も広がるってことなのでしょうか?戴けるなら戴きたいですが、謂れなき批判を浴びる政策より、養育費の支払制度を整える方が平等だと思います。別居親が転職しようがマイナンバーで追って給与天引きできるくらいの養育費制度を!




シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする