我が家は子どもにとっては将来の実家

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マンションの売買契約を交わしてからもうじき2年が経とうとしています。離婚成立前から物件探しを始め、離婚成立したと同時に新築分譲がスタートしました。契約は絶対に離婚成立後にしたかったので、もの凄いナイスタイミングでした。

婚姻姓で売買契約を交わすのが嫌で嫌で仕方なかったので、離婚が成立しなければ縁がなかったと思い、購入を見送るくいらいの気持ちでいました。あのタイミングで売り出しがかかり、全住戸残っていて選び放題。他の方と希望が被れば抽選でしたが、実際に抽選が行われたのは1階の専用庭付きの住戸のみだったようです。

「ざっくりとこの辺りも人気です」と言われていた場所の1つを希望したのですが、希望が被りそうな住戸は営業さんがうまく魅力付けをして階数変えさせたりして、抽選にはならず。

本当に絶妙なタイミングで離婚が成立し、希望の住戸を旧姓に戻してから契約できました。離婚の手続きにマンション購入の手続き。たくさんの書類を集め、書き、提出するという怒涛の日々でしたが、とても充実した日々だったと思います。

シングルマザーの私にとって持ち家は自分の城であると共に、そこに住み続けることで我が子にとっては「実家」となる家です。将来、独立した我が子が安心して帰ってこれる実家にするのが家購入の最終目標です。

私は結婚をして実家を出ましたが、元夫が暴挙に出た際、実家に保護してもらいました。当時、自分ひとりで賃貸を借りるには難しい状況で、実家にSOSを発しました。行政に頼る前に最後の砦として実家があったことは私にとって精神的に大きな救いでした。

「甘え」ではなく「保険」みたいなもの。もしもの時の保険、もしもの時の実家!

人生、何があるか分かりません。だから我が子にも安心できる実家を作ってあげたいと思っています。人生に行き詰まり、どうしようもなくなった時には「慣れ親しんだ実家に帰っておいで」と優しく迎え入れてあげられるような家。自殺なんかするんじゃないよ!犯罪なんかするんじゃないよ!そんなことするくらいなら家に帰って来い!と。

我が子はいくつになっても「我が子」です。甘えてもらいたい気持ちも親としてはなくはないですが、表向きは「甘え」ではなく「保険」ってことにしておきます。簡単に帰っておいでと甘やかすのではなく、最後の最後には実家があるから頑張れるところまで頑張りなさい!そう言って、私は自分の城から我が子を見守り、老後を過ごそうと思っています。




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