シングルマザー、看護師を目指す
私は自分が離婚を決めた時からシングルマザーの方のブログを読みはじめました。それは「読み漁る」と言った方が合うくらい、とにかく色々なシングルマザーのブログを見させていただきました。今でも多くの方のブログを読んでは学ばせていただいています。
色々なシングルマザーの中で、生活が安定して感じられるのは看護師さんでした。そんな安定が感じられる看護師さんにこれからなろうとしているシングルマザーも多くいます。1番の理由は看護師になれば子供を養ってくだけの給与を稼げることでしょう。また変なことをしない限り職を失うこともないでしょう。
年 齢 | 女性平均年収 | 看護師平均年収 | 男性平均年収 |
20~24歳 | 226万円 | 273万円 | 265万円 |
25~29歳 | 295万円 | 339万円 | 371万円 |
30~34歳 | 294万円 | 373万円 | 438万円 |
35~39歳 | 297万円 | 425万円 | 499万円 |
40~44歳 | 290万円 | 478万円 | 568万円 |
45~49歳 | 292万円 | 535万円 | 638万円 |
50~54歳 | 281万円 | 574万円 | 649万円 |
55~59歳 | 275万円 | 569万円 | 629万円 |
国税庁の平成26年分民間給与実態統計調査より |
35歳を超えてくると看護師さんは女性平均より100万円以上も多く稼げます。50代にもなると女性平均の倍を稼ぎます。もちろん大変な仕事をしているからなのですが、シングルマザーは好きな仕事よりまず生活のために大変な仕事をしてでもとにかく稼ぎたいって人も結構いますよね。私も好きなデザインの仕事ではなく子育てをしながら稼ぐために現実的な仕事を選びました。
看護師の平均年収ですがER看護師等、より高度で大変な仕事をしている看護師の年収も含んだ平均です。ER看護師543万円、大学病院490万円、総合病院465万円、そして個人病院・クリニックでも390万円です!女性平均のピーク時より100万円近く多く稼げます。
あくまで平均なので病院の規模や患者数で変わるのでしょうが、だいたい年収340万円以上から450万円程度は個人病院・クリニックでも稼げるようです。個人病院・クリニックだと夜勤がない等が理由で他よりは年収が下がりますが母子家庭で年収400万円あれば、お住いの地域によっては普通に暮らせます。
とは言え、シングルマザーになってから看護師を目指すのは大変なことです。実家暮らしなら生活は成り立つでしょうが、金銭的な問題も大変です。子どもの保育料、医療費、被服費、通信費。全部を親の面倒になるのは、親も第一線で稼いでいるなら可能かもしれませんが、年金暮らしだとかですと厳しいですよね。
そんな時には「高等職業訓練促進給付金」という制度があります。20歳未満の子どもを養育してるシングルマザー(シングルファザー)が看護師などの就職に有利で、生活の安定に役立つ資格を取得するため、2年以上養成機関で修業する場合に生活費の助成として手当が支給されるものです。市町村民税非課税世帯で100,000円/月、市町村民税課税世帯ですと70,500円/月となります。その他、児童扶養手当の支給を受けているや、過去にこの制度を利用していないことなども条件にあります。詳しくは厚生労働省HPへ
私も正社員になれずにいたら、この道を選択したかもしれません。母子家庭の貧困を避けるためにできる有効な方法の1つが看護師になることだと思います。子育てにお金は必要です。事務職正社員で精いっぱい頑張っていますが年収569万円は無理だろうな…。