どうする?離婚の報告。
結婚した時はわざわざ「結婚しましたハガキ」を郵送する方もいるくらい、特別な出来事として報告される傾向があります。私の結婚は震災直前に入籍、式は震災3ヶ月後でした。まだまだ震災の傷が大きい時期でしたので報告ハガキ等は出さず、翌年の年賀状で報告しました。
では離婚した時はどうやって報告する人が多いのでしょうか。
私は4月に別居を開始し、別居後最初の年賀状で離婚をほのめかすことを書きました。
離婚成立はしていなかったので「離婚しました」と書くのは嘘になってしまい抵抗があったため「“離したくない人”が“話したくない人”に変わってしまいました。これからは世帯主として子どもと2人で明るい家庭を築いていきます」と書きました。死別ではなく離別であることが伝わるようにし、また離婚が成立していないことを知っている人にも問題なく出せる内容です。
離婚成立はその年賀状から1年2ヶ月も後のことでした。多くの方には離婚“成立”報告はせず、ほのめかした年賀状だけで終わっています。それでも皆さん、何事もなかったかのようにサラッと苗字を旧姓に戻してくださり、離婚の話を意識して避けているということもなさそうです。シングルマザーとなった私を応援し、見守ってくれている感じがします。我ながらスマートな報告だったのではないかと思っています!
もちろん頻繁に連絡を取り合う友達には調停・裁判の過程も話していましたので、離婚が成立した日、裁判所からの帰り道で電話をかけた人もいました。
報告をした多くの方から言われたのは「おめでとう!」や「頑張ったね」とそれまでの結婚生活を労う言葉でした。そこに悲壮感はなく、清々しいものでした。結婚生活より母子家庭生活が明るいものになると予感させる雰囲気が漂っていました。
また引越して別居した際に「住所変更のお知らせ」と共に知らせるのもスマートだと思います。私のように離婚成立前でも使えます。「引越しました。ココで新たに母子共にがんばっていきます。」と敢えて「夫」の存在を消したコメントをしておけば「離婚成立」だけでなく「離婚前提」「離婚間近」の意味も加わります。そして既に前を向いて歩き始めていることを書くことで、受け手は離婚を重く受け取って「心配」するのではなく、「応援」のコメントをくれます。「心配」より「応援」の方が受け取った側の負担は少ないですよね。
もうじき年賀状の季節がきます。年の下半期での離婚であれば、やはり年賀状にさりげなく書くのが無難かもしれませんね。新年早々のおめでたい時期に「離婚報告」ってどうなのかなって思ったりもしますが、前向きな離婚報告なら、新年の祝賀ムードに水を差す事もないでしょう。
離婚は結婚生活の終わりであり、シングルマザーとしての新たな門出でもありますから!新年あけまして&シングルマザーの門出を祝して「おめでとうございます!」そんな前向きな年賀状なら、私は新年早々離婚報告を聞かされても「おぅ!仲間!頑張って行こう!」って思います。
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日々関わる職場関係や親友には年賀状なんて待たずになるべく早く伝えてあげてくださいね。日々関わる人の中には左手薬指の指輪がなくなったり、何となく様子が変わったのことに気付く方もいますので、変な空気が流れる前に伝えてしまうことをおすすめします。