母子家庭の半数は貯金50万円以下

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シングルマザーの皆さん、貯金できていますか?

母子家庭の平均貯蓄額はなんと263.8万円!意外と多いと思った人もいるのではないでしょうか?しかしこれはあくまで平均です。下記の表の通り、3,000万円以上なんて人も母子家庭全体の1.7%いるので、額の平均は上がってしまうのでしょう。もちろん自分で稼いだ人もいるのでしょうが、死別シングルマザーで保険金を受取り、それが貯蓄されている方が多いのでしょう。

【世帯別:1世帯あたり平均貯蓄金額】
(単位:%)
 
全世帯 高齢者世帯 児童のいる世帯 母子世帯
総数 100 100 100 100
貯蓄なし 16 16.8 15.3 36.5
貯蓄あり 79.5 77.9 81 60.6
50万未満 4.9 3.9 4.8 12.7
50~100万 3.9 3.3 4.9 7.7
100~200万 7.6 6.3 10.2 11.2
200~300万 6.2 5.4 7.9 3.8
300~400万 6 5 7.7 3.7
400~500万 3.3 2.8 4.6 3.5
500~700万 9 8.2 10.9 6
700~1000万 6.2 6.2 6.9 2.8
1000~1500万 8.3 8.4 7.6 3
1500~2000万 4.8 5.6 3.1 0.7
2000~3000万 6.2 7.1 4.1 0.6
3000万円以上 9.1 11.6 4.4 1.7
貯蓄あり額不詳 3.9 4 4.1 3.1
不詳 4.5 5.3 3.7 2.9
平均貯蓄額 1047 1268.1 706.7 263.8
 出典:厚生労働省「各種世帯の所得等の状況」
         

貯蓄なしが36.5%、続いて多いのが50万円未満の12.7%。この2つを合せると49.2%です。母子家庭の半数近くは貯蓄0~50万円未満ってことです。平均額は263.8万円でも、中央値は50万円くらいってことになります。半数近くは心もとない貯蓄額で、将来に不安を抱えながら生活しています。

「児童手当は手を付けず、貯金している。」というのはよく聞きます。3歳未満15,000円/月なので年間18万円、3歳以上が10,000円/月なので年間12万円。せめてそれだけでも継続していきたいですね。全く貯蓄できていない方も、まずは児童手当を貯める事からはじめるといいかもしれません。

何てことを書いておきながら私は給与と一緒の口座に児童手当が入るので明確に区別はしていません。そして児童手当は子どもの習い事費として支出したものと思っています。私の場合は「貯蓄は自分の稼いだお金から」と思った方が「頑張って稼ごう!」って気持ちになれるので、自分を鼓舞するためにそう思うようにしています。

ちなみに「児童扶養手当を貯めている」と言うと「児童扶養手当がなくても生活できるってことじゃん!」って反感を買うことがあります。児童扶養手当は生活保護とイコールではないのに、世間ではイコール、もしくはニアリーイコール(≒)の扱いですので、注意が必要です。



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