母子家庭の居住環境

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母子家庭になったら家賃の安い公営住宅に入れるんでしょ!みたいな話を聞いたことがありますが、そんなに甘いものじゃないです。公営住宅は母子家庭だけでなく、熟年離婚して年金の少ない老人や、ワーキングプアな方々も希望する「人気物件」となっている地域もあります。そして1度入居すると短期間で引越しする人はあまりいません。空きも出づらい物件ということです。結果、希望しても抽選になり、抽選にハズレて入居できず、民間の賃貸住宅や実家に住んでいる母子家庭世帯が多いようです。

厚生労働省発表の平成23年度全国母子世帯等調査より

民間賃貸住宅 32.6%
持ち家(親名義の実家含む) 29.8%
公営住宅 18.1%

母子家庭の約3家庭に1家庭が民間賃貸住宅住まいという結果になっています。

民間賃貸住宅に含まれるのでしょうが、最近では「シェアハウス」という新しいスタイルもあります。入居条件を「シングルマザーとその子供」としたシェアハウスもあり、賃料を抑えながらもいいエリア、いい設備で暮らせるのではないかと思います。完全に母子だけで暮らすと、世間から孤立してしまいそうな方にはオススメなのではないでしょうか。



どの住環境がいいかは、人それぞれです。自分と子供、現在と将来。考えなければならないことはたくさんあります。コロコロと引越しするのもお金がかかることです。その時、その時の自分に合った物件に引越しするのは高級物件を渡り歩くようなセレブがやることだと私は思います。安定して長く住める物件を選ぶことが母子の生活を安定させることに繋がると思います。



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